竹やぶ

竹やぶ整備(7)~蕎麦~

竹を切ったら蕎麦(ソバ)の種を蒔く

竹を根絶する方法を調べていたら、なかなか興味深い情報を見つけました。情報元は現代農業・特選シリーズ4「竹・徹底活用術」。そこには、竹の地下茎を枯らすには、竹の地上部を伐採後に蕎麦の種を蒔くのが良いと書かれていました。蕎麦の根から放出されるルチンという物質に生育阻害の効果がある事が分かっているとの事です。

さて、我が竹やぶはと言うと、「1m切り」と呼ばれる伐採方法で地上部が皆伐され、竹が弱って根っこから抜けてくるのを待っているところです。ここに追い打ちをかける様に蕎麦の栽培をしたら、生命力の強い竹でもかなりのダメージを受けるのではないかと期待が持てます。開墾して畑にする土地なので、除草剤や重機の使用は避けたいので、上記の蕎麦作戦は即座に採用されました。

品種選び

蕎麦は大きく分けて、春に種まきをして夏に収穫する蕎麦と、夏に種まきをして秋に収穫する秋蕎麦があります。元々は秋蕎麦が一般的だったのですが、蕎麦の需要が高まる夏に新蕎麦を供給したいとの思いで夏蕎麦が開発されました。

早く竹の根を駆除してカフェ作りを始めたい私は夏蕎麦に注目して品種選びをします。そこで見つけたのが「春のいぶき」と呼ばれる、九州で開発された品種です。夏蕎麦にとっての大敵は梅雨で、気温が高く濡れた状態が続くと蕎麦の実が収穫前に発芽する穂発芽という現象が起こりやすくなります。しかし、この品種は収穫までが60~80日と短く、本格的に梅雨に入る前に収穫が出来て、穂発芽も起こりにくいのが売りです。

九州でさかんに栽培されている品種ですが、岡山での栽培例も文献で確認出来たので、早速ネットで購入します。2kg発注して送料込みで4700円の支払いでした。種が届いたら天気予報を見て、種まきの日を決めます。

種まき

梅雨前に収穫したい為、少しでも早く種まきをしたいのですが、春の種まきは霜に注意です。最低気温が3℃以下になると霜が降りるという事なので、3℃を下回ることがなくなった春先の、雨が降る前日に種をまきます。2週間先までの天気予報を見て3月29日に種まきをしましたが、この時はまだ自分の判断ミスに気付いていませんでした。

種をまいた後は天気予報を見て最低気温が3℃を下回らないか毎日チェックします。ところがこの最低気温ですが、日々変動して4℃だったのに2℃になったり元に戻ったりと、早まって温度ギリギリで種まきをしてせいで、心配の種も一緒にまいてしまった事にここで気付きます。

発芽、そして霜害

やはり種まきが早すぎたのか、案の定3℃を下回り霜が降りる日もありましたが、心配とは裏腹に種まきから1週間ぐらいで徐々に発芽してきました。蕎麦の新芽は種をかぶったまま発芽するので、なかなか可愛らしい見た目です。

そして4月も半分が過ぎようとする頃またしても霜注意報が出ます。今回はすでに発芽している為に霜が降りると被害は確実です。今年は暖冬だったからか春の天気を甘く見ていました。やはり素人が農業をするのは難しいな、駄目だったら種を追加購入して追い蒔きをしようかと考えながら寝床に付きます。

翌朝、やはり霜が降りてました。

そして蕎麦は、なんとか健気に耐えている様に見えますが、よく見ると1~2割ほどは変色して萎れています。ショックの気持ちもありましたが、大半が無事に霜を乗り切ったのを見て安心しました。天気予報を見る限り、もう霜が降りる心配はなさそうです。

今回は小規模の栽培で主目的が竹やぶ整備である為に、利益を気にせずにいられましたが、これが大規模で生業としてやっていたと思うとゾッとします。しかし、この様な小さな痛手で済んだのは幸運で、逆に良い勉強になったと思います。次からは天気予報で最低気温が5℃以上になるまでは待つようにしたいです。

種まきから1か月経過

種まきから29日後の蕎麦の様子です。ここまで来たら竹の根を駆除するだけではなく、ちゃんと収穫したいですね!

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