竹やぶ

竹やぶ整備(4)~再開~

まだまだ真夏日が続く9月。先月は休み返上で仕事をしていましたが、漸くまとまった休みが取れたので、夏の間休止していた竹伐採を再開します。

一度伐採した場所が数か月でほぼ元通りになっているというのは、なかなか気が滅入る事なので、先ずは新しく伸びてきた竹を切り前回終了した地点にまで戻します。切り始めてみると新しい竹は高さの割りに細く、意外と早く片付ける事が出来ました。竹の成長には驚かされましたが、気持ちが折れない限りプロジェクトは続きます。

作戦変更

これまでは車道に面した南側から伐採をしていましたが、この季節は朝10時を過ぎる頃から直射日光が差し込み、みるみる体力が奪われていく為、まだ手を付けていない北側に場所を変えて効率的に作業をしたいと思います。

日陰での作業に変わり作業ペースは回復しましたが、ここで新たな敵が現れます。

そう、夏の竹やぶと言えば「蚊」です。蚊も直射日光よりは日陰が良いのでしょう。わざわざ餌の方から近づいて来るのですから、蚊にとっては手間のかからない食事です。しかも獲物は両手に竹や道具を持っていて、その無防備な顔面を形が変わるほど刺しても逃げもしない。飛んで火にいる夏の虫とは言いますが、蚊から見た私はどう映っていたのでしょうか。

蚊の集中攻撃を受けながらも伐採は続きます。新しい集積場所も出来て、やっと竹を倒すのに困らない程のスペースも出来てきました。

怪我

一番最初に暑さの影響を受けるのは頭なのでしょうか。午後になり疲れを感じだした時から、まるで体力の限界を試すかの様に徐々にペースを上げていく自分がいました。限界を感じるまで竹を切り続けて、そこから15mほど先の休憩場所まで体を運び、クーラーボックスの横にしゃがみ込む。水、お茶、炭酸ジュースと代わる代わると飲み物を体に注ぎ込む。肩にかけたタオルを絞ると、濡れた雑巾を絞るかの如く汗が滴り落ちる。一息入れたら、また、のこぎりを持って竹を切り、鉈で枝を払う。

そんなインターバルトレーニングのような労働を繰り返して、そろそろ一日の作業を終えようと考えていた間際、顔面にまとわりつく蚊を振り払おうとしたのか、顔を滴り落ちる汗を腕で拭こうとしたのか、何気なく動かした右手に握られている鉈が左手親指を捉えました。鉈が手袋を切り裂き、親指の中に沈み込んでいくと同時に血がこぼれ落ち始めました。傷口を水で濯いで上から指で強く圧迫すると驚くほど一瞬で血は止まりましたが、この日はもう作業を打ち切ります。

怪我をしてしまいましたが、鉈を手にした時は細心の注意を払うという教訓を得ました。また、これまでは鉈を手に持ったままで竹を放り投げたりしていましたが、その様な時は一度鉈を地面に置くなど気を付けて作業をしたいと思います。

また、今回の怪我でモイストヒーリング(湿潤療法)なるものを知りました。最新のバンドエイドを試したのですが、かさぶたが出来ずに治っていき、傷の治りも早かったのでターミネーターにでもなったかの様な気分になりました。作業時には応急処置セットを持っておくと尚更良いのではないでしょうか。

2日後には作業を再開する事が出来て、順調に竹やぶ中央部のスペース拡大が出来ました。

竹に囲まれて秘密基地っぽい見た目ですね。蚊がいなかったらテントを張ってキャンプがしたいです。

おまけ

怪我をした翌日は作業する気にならなかったので直島観光に行きました。地中美術館など見どころ満載な島です。周りの環境を上手く利用する事により「最小限の表現で切り込み、最大限のふくらみを持たせる」という安藤忠雄の言葉は胸に響きました。我がプロジェクトにもその考え方を取り入れていきたいと思います。

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