DIY

レンガで井戸枠を作る

荒れ放題の竹やぶだったこの土地ですが、遠い昔は家が建っていて人が生活していました。当時は水道など通っていなく、各家々に井戸が掘ってあり生活用水として使っていました。幸運なことに我が土地にも生い茂った竹の間から井戸(の穴)が見つかったので、早くこの井戸を使えるようにしたいと思います。

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現状確認

井戸と言っても井戸枠はなく、地面にぽっかりと穴が空いている状態で重い鉄板に蓋をされて年月を経た古井戸です。長い眠りから起こすべく鉄の蓋を持ち上げて、穴に落ちないように恐る恐る中を覗き現状を確認します。

竹やぶであった時間の長さを思わせるが如く、石で組まれた井戸の隙間から竹の根が井戸内に侵入してきています。しかし、昔の人が丁寧に作った井戸なのでしょう、竹の根に負けず組まれた石は崩れもせずに当時の姿を残していました。

手っ取り早く竹の根を取り除きたいので、命綱を付けてノコギリ片手に井戸の中に入ります。石の隙間につま先を引っかけて立っていますが、長靴を履いてこれをするのは中々難しいので、この方法はあまりお勧めしません。こういう時に縄梯子があると助かりますね。

何はともあれ、竹の根を除去出来たので釣り竿に糸を垂らして井戸の深さを測ります。

測定した結果、水面まで4.7m、底まで7.1mありました。水の量は季節などの影響で変動すると思われますが、深さもあり水が涸れる心配はなさそうです。

土台作り

井戸に問題はなく水も潤沢にあるのが確認できたので井戸枠作りを開始します。

先ず、井戸の石組みを固定して水平にするために地表部分をコンクリートで舗装します。

コンクリートの練り方は、一般的には砂・セメント・砂利に水を加えて混ぜていくのですが、今回は瓦の再利用も兼ねて、砂利の代替として粉砕した瓦を使用しました。ここには使えば資源、使わずばゴミとなるものがたくさんありますが、可能な限り利用してゴミを出さないようにしています。

材料の選定

井戸枠作りには初めからレンガを使おうと決めていましたが、レンガは種類も価格も様々なので近所のホームセンターの中で特に品揃えの良い店に足を運んで現物を見て選定します。気に入った色のレンガは最安値のレンガと比べて単価は2倍以上でしたが、このレンガはサイズが大きく使用枚数が減る為、トータルコストは最安値レンガと比べて若干高くなる程度で収まると計算しました。レンガの周りを行ったり来たり、軽トラに戻って計算したりと1時間近くホームセンターに滞在して、やっと材料の選定が終わりました。

レンガ積み

材料が揃ったのでレンガ積みに取りかかります。レンガの目地に使うモルタルを練るところから始めますが、モルタルとは砂とセメントに水を加えて混ぜて作った、言わば砂利抜きのコンクリートです。モルタルが作れたら、井戸の土台の上にモルタルを敷いてレンガを積む作業を一枚ずつ水平器で確認しながら繰り返します。

モルタルの粘度は加える水の量で調節しますが、あまり柔らかく練るとレンガの重みで沈んでくるので、少し固めぐらいで練るとレンガ積みが捗ります。また、レンガを積む際は水を張ったバケツにレンガを浸して、しっかりと湿らしてから積むと上手くモルタルにくっついてくれます。

一日の作業終わりには積んだレンガの上にブルーシートをかけて養生をします。実はこの養生ですが、雨除けではなく乾燥防止の為で、コンクリートやモルタルはゆっくり固まる方が強度が上がるとの事です。前述のレンガを前もって濡らす工程や直射日光を避けるのも同じ理由からきています。

井戸枠を一段積むのに使用するレンガは25枚、所要時間は3時間ほど。初めは慣れない作業で目の前には大穴が開いていることも手伝い苦戦しましたが、3段目あたりから作業にも慣れてきて、レンガを積む高さも上がり、段々と楽な姿勢で作業が出来る様になってきました。

他の作業をそっちのけでレンガ積みばかりをしていましたが、とうとう5段目に突入しました。最上段用に取っておいた綺麗なレンガを使い、今まで以上に気を使って積んでいきます。

そして、遂に完成!

まとめ

今回の井戸枠作りにかかった費用は計31,856円で、使用した材料は以下の通りです。

  • レンガ – 125枚
  • 山砂 – 275kg
  • 普通ポルトランドセメント – 125kg
  • 瓦 – 少々

レンガは自分がまとめ買いしたせいでホームセンターの在庫が無くなった為、2度に分けて購入。砂とセメントは使い切っては追加購入を繰り返し、終わってみて結構な量を使っている事に気付きました。

井戸枠の5段目に入る頃には、「早く終わらないかなぁ」といった気持ちも芽生えてきていましたが、出来上がった井戸枠を見て、何か造形物でも見るかの様な、物作りが与えてくれるであろう満足感に浸ることが出来ました。今後は白目地を入れるか、このままにするか少し様子を見てみますが、ここまで来たら一刻も早く井戸を稼働できるように周辺パーツの製作に取りかかろうと思います。

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