DIY

単管パイプで野菜売り場を作る

今年の春から少量ながら野菜の出荷を始めて、現在は農協の直売所と地域のスーパーの2か所で販売をしています。これらの場所に出荷すると販売手数料として15%取られますが、朝出荷しておけば雨が降っていようが他の用事をしていようが、完全に任せっきりで販売してくれるので引き続き出荷は続けていきたいと思います。

しかし、あまり馴染みのない珍しい野菜や特にこだわりのある野菜は自分達で販売したいので、カフェの横に直売スペースを作りカフェオープンと同時に野菜の直売も始めたいと思い今回のDIYを構想しました。

計画

先ずは野菜売り場の仕様についてイメージを纏めてみました。

  • 10平方メートル以下
  • 野菜に直射日光が当たらなく雨宿りにも使用できる構造
  • 耐用年数は5~10年
  • 施工・撤去が容易で撤去後も部品を使い回せる

ある程度強度もあって上記の要求仕様を満たせれる素材を考えてみてすぐに頭に浮かんだのは「単管」でした。そして、用途は違うにせよ形状でいうと車庫やカーポートに近いと思ったので、これらのワードでネット検索してみると案の定DIYのブログ記事やYouTube動画がたくさん出て来ました。

実績も多く関連情報の入手も容易だったので、これでいけると踏んで材料集めに移ります。

準備

手始めに簡易的な設計図を書いて、必要な材料の種類や個数を割り出しホームセンターに調達に行きます。市内にある4つのホームセンター(コメリ、ナンバ、ナフコ、コーナン)を回って品揃えや価格を比べました。ホームセンターと言えどそれぞれ販売価格の乖離が意外と大きいので、今回の様な材料コストが大きくなるような時は出来るだけ安い所から仕入れてコストを抑えます。

とは言っても初めて4mの単管を購入して軽トラで持って帰ってるのには慎重にならざるを得ず、最安値ではないですが最寄りのホームセンターを利用して裏道を通って現場まで資材を運搬しました。

2回目からは自信が付いたので最安値のホームセンターで資材を購入します。取り敢えず屋根材の事まで頭が回らないので、基礎石と単管を購入して骨組みが完成してから、寸法を測り直して屋根材を購入する事にしました。プロではないのでバッチリと「こういう風に出来る」というイメージがなかなか掴めません。多分出来るだろうという感じで進めていきます。

ちなみに購入した単管は単管カッターという道具で目的の長さにカットしました。完全に手動の道具ですが、単管がものの見事にパキッと切れるので電動の切断工具を使うのに躊躇するのであればお勧めの道具です。

施工

先ず、45cm程の深さの穴を掘って基礎石を穴に入れます。基礎石の水平を取った後に支柱となる単管を入れて、これまた支柱の垂直を出してモルタルで固めます。基礎石の位置と水平、支柱の垂直が大事だというのは素人考えでも分かったので、ここは慎重に作業を進めます。モルタルで支柱を固めるまでは単管を使って固定してやると楽に作業が出来ます。また、支柱の地中に埋める部分にクランプを付けるとモルタルが乾いた後の抜け防止になります。

支柱が固定できたら、全ての単管を鉄部用の塗料で塗装します。単管のそのままの色だと工事現場の様な感じがすると思ったので、一手間加えてみました。鉄部用の塗料は粘性が高くて塗りにくかったですが、取り敢えずざっくりと一度塗って、組み立てた後に薄い所は塗り直せばよいと思い進めていきました。

塗料が乾いたら支柱に柱を連結させていきます。ここでは各支柱ごとに2個の自在クランプを使って柱を固定させています。支柱の端はゴミや虫が入ると嫌なので単管キャップで蓋をしています。再度、柱の垂直を確認し、柱どうしの距離も測定し直します。

柱が建てばもう半分以上終わったも同然です。クランプには塗料を塗ってませんが、単管とのコントラストが悪くないと思ったので塗装なしで進めました。

骨組みが出来て形になってくると気持ちがいいです。基本的には手を抜かずにメジャーと水平器で正確に測りながら作業すれば大きく間違う事は無いと思います。

ここまできてようやく屋根材をどうするか考え始めれました。

先ず、屋根は比較的軽量な波板を使うので、垂木の厚さは45x45mmにしました。

波板の種類はガルバリウムかポリカーボネイトか悩みましたが、作業性や見た目から今回はポリカを使う事に決めました。ちなみにポリカ波板も種類豊富で、出来るだけ遮熱性の高いものをホームセンターで選びました。購入した波板は三菱樹脂のヒートガードハイパープラスですが、紫外線はほぼ100%カット、近赤外線は約50%カットするという製品です。数値上は同じ波板もホームセンターにありましたが、最終的には波板を店外に持ち出して太陽光の下で影が濃かったこちらの商品を選びました。

波板は雨漏り防止の為に隣どうしの波板を2.5山重ねて屋根を覆っていくので、この重なった幅を引いた働き幅(有効幅)を持って、波板の必要枚数を算出します。

波板を入手したら垂木にビス止めする前に波板に下穴を開けます。ビス止めは波板の山になっているところにするのが基本ですが、それだと下穴を開ける際にドリルが滑りやすいので、裏側にしての谷の面から開けるか、滑り止めの治具を使うかするのが教科書通りのやり方みたいです。

しかし、自分はそれが面倒くさかったのでドリルの力加減だけで滑らさずに何とかならないものかと、脚立の上で試してみたら意外と上手く下穴を開ける事が出来たので、ドリルビットとドライバービットを交代させながら波板を一枚ずつ垂木に固定させていきました。

基本的には5山おきにビス止めをして、波板が重なる部分と端の部分は多めにビス止めしました。

脚立を登ったり降りたりを繰り返して半日程で屋根の取り付けが終わり無事に完成です!

まとめ

今回の野菜売り場作りにかかった費用は合計で74,405円になりました。以下、詳細となります。

  • 単管パイプ 4m x 3本 - 5,940円
  • 単管パイプ 3m x 2本 - 3,160円
  • 単管パイプ 2.5m x 8本 - 10,240円
  • 単管パイプ 2m x 3本 - 2,694円
  • 単管パイプ 1.5m x 6本 - 4,788円
  • 直交クランプ x 23個 - 4,094円
  • 自在クランプ x 12個 - 1,770円
  • 垂木止めクランプ (直交)x 36個 -6,048円
  • 単管キャップ x 6個 - 210円
  • フェンス基礎石 45cm x 6個 - 5,388円
  • 普通ポルトランドセメント 25kg x 1袋 - 440円
  • 砂 15kg x 2袋 - 440円
  • 赤松垂木KD材 45x45x4000mm x 6本 - 4,736円
  • ポリカ波板8尺 x 7枚 - 15,960円
  • 傘釘 4.2x35mm (120本入り) x 2箱 - 4,960円
  • ビス 3.8x25mm (100本入り) x 1袋 - 289円
  • クレオトップ油性 1L x 1缶 - 968円
  • 鉄部用塗料油性 0.7L x 1缶 - 2,280円

他のブログ記事を見ても予算5万円の想定で始めたけど、終わってみたら予算オーバーしているケースが多かったので、自分としては覚悟はしていましたが、屋根材だけで2万円以上するしやっぱり結構かかるなぁという印象でした。

今後は西日が差しこまない様に後ろの面に板を貼ったり、雨どいを取り付けたりと改造を加えていこうと思っています。

カフェオープンまでにする予定だった大きな作業がこれで一つ片付きました。少し前までは竹を切ったり抜根して整地したりと開拓者の様な作業が多かったですが、竹やぶ整備が終わってからは作業の種類が変わってきて着実に前進している実感がします。オープンまでにする作業もあと2つほどなので、これらをこなし早く開店に繋げたいです。