農業

販路開拓(1)~農協直売所~

昨年作った米は親戚や知人に直接販売して2日間で売り切る事が出来ました。米を購入してくれた人が友達を紹介してくれて、あれよあれよという間に在庫が無くなり、商品を販売する楽しみを味わえた貴重な体験でした。

対面で直接販売するとフィードバックも聞けるし今後も続けていきたいですが、生産物をより多くの人に購入して貰うには不特定多数の人が訪れる市場に商品を供給する必要があると思います。

そこで販路開拓の第一弾として農協の直売所を利用して、地域の消費者に自分たちが生産した商品を届けていきたいと思います。

登録手続き

農協の直売所に出品するには先ず農協の組合員になる必要があります。

10アール以上の農地を持っているので問題なく正組合員の資格を取得する事が出来ましたが、手続きに1か月程かかりました。

そして、JAの銀行口座を作り直売所での売り上げが振り込まれるようにすれば手続きは完了です。直売所の販売手数料は売上の15%なので、それを引かれた金額が月に一回振り込まれる事になります。

ちなみに、売上はメールで通知が来るので、商品の補充のタイミングが分かるようになっています。

それでは手続きが完了しましたので、どんどん出品していきたいと思います。

出品

春野菜の収穫がまだなので野菜の出品はないですが、昨年の稲刈りの後に回収した稲わらを大量に保管しています。

12把を1束にしたのをもみ殻袋にいれて袋の口をバインダー紐で括ります。PPロープを使わない事により畑でゴミが出ないので消費者に好まれると聞いていたので、教えて貰った通りに包装しました。

朝7時から8時の間に直売所に持って行き、ラベルを作成して出品です。

これで1袋が500円。稲わらがタダで手に入る身からすると高く感じますが、これでもホームセンターの値段の半額以下なのでお買い得と言えます。100袋分の在庫があるので全部売れると5万円。手数料を引くと42,500円の取り分になります。ちょうど米作りにかかった経費ぐらいになるので、かかった費用を稲わらで取り戻すと考えるとしっくりきます。直売所の在庫を切らさない様に補充して、このお店に行けばいつでも稲わらが買えると思って貰えるように在庫管理していきたいところです。

さて、せっかく直売所に登録したので売れるものはどんどん売っちゃいましょう。

次の商品はもみ殻です。この辺りではスクモと呼ばれています。

もみ殻は籾摺りを委託した業者から無料で頂きました。

もみ殻袋に詰め放題。時折、もみ殻の山が崩れてくるので気を付けながら袋詰めしていきます。

もみ殻も1袋500円で出品したところ、思っていた以上に人気で2週間ほどで在庫が枯渇してしまいました。来年はもっと準備して在庫切れにならないようにしたいです。

もみ殻を売り切ったところで分葱(わけぎ)の収穫が始まりました。

少量しか栽培していなかったのですが、食べてみて思っていた以上に美味しかったので、出荷の練習にと思い少しだけ直売所に出品する事にしました。

朝6時半に収穫して7時半には出品完了。8時に直売所が開店して12時には完売のメール通知が届きました。

朝採った野菜が昼までに売れて、そのまま晩御飯の食卓に並んでいるのを想像すると嬉しくなってきます。

どう料理されたのか。気に入って食べて貰えたのか。妄想が膨らみます。

自分達が野菜を食べる際は収穫した日に食べる事が多いので、それと同じぐらい新鮮な状態で消費者に食べて貰えるのは生産者としては理想のかたちであり地産地消の強みではないでしょうか。

春野菜の収穫が始まるまではこれ以上出品するものがないのが残念ですが、初めて野菜を販売してみて手応えを感じる事が出来ました。これからも生産量を増やし、更に販路開拓をして多くの消費者と繋がれるようにしていきたいと思います。