農業

販路開拓(2)~地域のスーパー~

4月も後半に入りエンドウの収穫が止まりません。

ピンク色の花が咲く絹さやえんどうに少し遅れて収穫が始まったスナップエンドウ。もともと出荷を想定して多めに栽培していたのですが、1日に2kg以上収穫されるエンドウ達をどう売りさばいていくかが課題となりました。

そんな時に地域のスーパーで見つけたのが「生産者募集」のちらし。普段は行かないスーパーですが、その日はホームセンターに行く途中に偶然立ち寄ったのが思いもよらぬ収穫をもたらしてくれました。

コロナ過で店舗の改装工事が増えている気がしますが、このスーパーも売り場を改装して新しく直売コーナーが設置されるとのことです。営業時間は7時から22時までで週7日オープン、客層の幅も集客力も農協の直売所とは桁違いのはずなので、かなり期待が持てます。

早速、説明会に参加して書類手続きを済まして1か月後に控えたリニューアルオープンに備えます。

初出荷

リニューアルオープンの日は混雑するとの事で、前日に出荷してきました。

農協の直売所だけでは売り切れなくなってきた絹さやえんどうを出荷して新しい売り場の手応えを見てみようと思います。

そして待ちに待ったリニューアルオープン日。食料品の買い出しがてらに野菜売り場の偵察をします。

自分達の野菜が商品棚に陳列されているのを見つけると小さな達成感を感じました。本当は売れて無くなっている方が良いのですが、全てが初めての事なので、いろいろな事に小さな感動を覚えます。直売コーナーには他にはエンドウは出ていなかったので、安心しているとスーパー側の棚に大量のエンドウが大安売りで売られているのを見つけてしまいました。

スーパーの普段の販売価格を参考にしてお得感がでる価格設定にしていたのですが、それを上回るスーパー側の値引きにかなり形勢不利との印象を受けました。これがオープンセールかと勉強になりましたが、既に出荷している分には売れて貰えるように願うしかありません。

結果はオープン当日は売れ残りが出ましたが、翌日にはなんとか売り切る事が出来ました。少量しか出荷していなかったから良かったものの、価格設定や販売戦略を考え直す必要性を感じました。

そこで手を付けたのはオリジナルラベルの貼付。注文していたレーザープリンターがやっと納品されたので、早速これを使用して「栽培期間中農薬化学肥料不使用」と書かれたラベルを印刷します。農薬不使用のラベルは市販品にもあるのですが、化学肥料も使っていないというのが自分達の売りなのでそこはしっかりと宣伝して他の野菜との差別化を図りたいと思います。

包装量については、これまで試験的に60gと120gの2つのサイズで販売していましたが、120gの大袋の方が売れ行きが良かったので、これ一本に絞り、更に15%程の値下げをして再度出荷する事にしました。

2度目の出荷の時はスーパー側のセール期間も終わっていて、自分達の野菜がお得に感じれる価格設定に戻っていました。

お客さんの反応は顕著で、一日20袋ほどの出荷量だったらその日のうちに売り切れるようになりました。販売しているものは同じなのですが、ちょっとした価格の違いや売り方が変わるだけで、売れ行きが格段と変わるのは面白い感触です。また、綺麗な野菜を厳選して販売する事によって他より高めの価格設定でも問題なく売れるのが分かったのでこれもいい勉強になりました。

絹さや、スナップエンドウ、グリーンピース(アラスカ)、赤エンドウとこの季節はエンドウ類の収穫が続きますが、今回出荷先が一つ増えたことで売れ残りが出ない様に分散して出荷が出来るようになりました。

とは言え、選別してはじかれた野菜は自家消費用に回ってくるので、当分は毎日エンドウを食べる日が続きそうです。

↓こちらはA級品のスナップエンドウを塩ゆでにしたもの。新鮮で苦味がないので何も付けなくても美味しく食べれます。