農業

原木ひらたけ栽培(1)~仮伏せ~

原木シイタケの栽培を始めましたが収穫はまだまだ1年半も先の話です。

農家の先輩方に話を聞いているとシイタケと同様にヒラタケも原木栽培がされていて、こちらは仕掛けた同じ年の秋から収穫が出来るとの事です。しかも、ヒラタケは街路樹などに自然発生するほど生命力が強くて、素人でも容易に栽培出来ると教えて貰いました。

食物を作れば作るだけ食卓が豊かになる。是非ともヒラタケ栽培に挑戦するべく準備に取りかかります。

ホダ場作り

生命力の強いヒラタケといえども直射日光に当たると成長が抑制されるので日陰スペースを作ってやります。

竹も木も切ってしまい日陰がかなり減ってしまいましたが、土地の北側の少しだけ木陰になる場所に竹で骨組みを作り、その上に遮光ネットを張ります。

これまでに小屋みたいなものを作った経験が無く、予備知識も無いままに感性だけで竹を組んでいくのですが、市販の遮光ネットを切らずに使いたかったので、竹の骨組みが遮光ネットの長さに合うように工夫して竹の準備をしました。

竹は「いぼ結び」という結び方で固定したのですが、もっと強度のある結び方が有るのかもしれません。緩んできたら結び直すという考えで半ば強引に進めました。

そして、(w)1.6m x (l)1.9m x (h)1.65mのヒラタケハウスが完成しました。

キノコ栽培に使う遮光ネットは遮光率が80%以上のものが推奨されているみたいですが、ホームセンターで見つからなかったので遮光率70%の製品を使用しました。

植菌

この冬に伐採した榎(エノキ)を貰えたので、短く玉切りにしてヒラタケ菌を植菌していきます。

ヒラタケの栽培方法は種駒を打ち込む長木栽培と、切った面に菌を直接塗りつける短木栽培と2種類ありますが、木口面に発生するというヒラタケの性質を考慮した短木栽培がより適した栽培方法であると言われています。

短木栽培用の種菌を購入して自宅の冷暗所で使用日まで保管します。

2週間程経ち、そろそろ植菌しようと種菌の容器を見てみると、キャップの通気口を突き破ってヒラタケが顔を覗かしています。早く使わないと家の中でヒラタケが発生しそうな勢いなので、すぐに植菌作業に移ります。

雑菌が多く入らない様にバケツにビニール袋を張り、その中に種菌1000㏄、米ぬか約3L、水約2Lを加えて混ぜます。混合された種菌は手で軽く握って水滴が落ちるぐらいの水分量に調整します。

混合種菌を原木の木口に塗り、その上に別の原木を隙間が無いように乗せてサンドイッチします。

ここまでで仮伏せの作業は終わりです。

梅雨前まではこのまま動かさずに原木にヒラタケ菌が活着するのを待ちます。

味の好みが分かれるがファンも多いヒラタケ。上手く活着して秋の味覚を届けてくれることを期待しようと思います。