農業

2020年米作り~備忘録~

初めて米作りをした2020年。米作りに関しての知識も不十分で常に目の前の作業をこなしていく感じでしたが、最終的には美味しいお米が採れてシーズンを終える事が出来ました。

今年の経験を来年以降に活かす為に、反省点などを纏めました。

田植えまで

  • 肥料を撒く際は出来るだけ均一に。肥料が多くなった場所は稲の成長も早く青々としているが害虫にも狙われやすい。気を付けてはいたが来年はもっと気を使って肥料の散布が重ならない様にする。
  • 肥料(一発)の施用を規定量より少し減らす。やはり害虫対策。青々として良く育っている田んぼの方がウンカの被害が出ていた印象。やはり昔と比べて害虫は増えているらしい。西日本では2年連続でウンカが大量発生しているし、害虫に強い米作りを目指す必要があるのでは。そして、肥料は少なめの方が米の食味は良いとの事(窒素分が多いと雑味が増す)。
  • 代掻きの際の水の量。今年は田んぼに水が入り過ぎた。水の量が多いと地表が見えず整地が不均整になる。
  • 苗箱処理剤はビルダープリンス粒剤を使用したが、イネアオムシ対策にもなるビルダーフェルテラスタークル箱粒剤を農協で薦められた。

稲刈りまで

  • ジャンボタニシは水の量でコントロール。田植え後の稲がしっかりしてくるまでは水を浅く張る。水が浅いとタニシの活動も低下する。
  • 土用干しの時に水が溜まって乾いていない場所があった。溝を切っておくと田んぼから水が抜けやすい。全体的にももっとしっかり乾燥させる。
  • ウンカを早く見つける為には田んぼの中に入って多くの場所で観察する。ウンカは田んぼの隅より内側で発生しやすいので、外から観察しても見つけれない恐れがある。

米、そして米作りについて

10月に収穫してからは気温も下がってくるので翌年の春までは室温保存で問題ないと言われています。でも、本当に米が美味しいのは収穫してから玄米で保存していても1か月間ぐらいというのが実感です。1か月を過ぎると格別に美味しいお米が普通に美味しいお米になったと感じました。もちろん、1年間米を食べ続ける訳ですが、その格別な1か月をいかに満喫して過ごすかというのも米を楽しむ醍醐味ではないでしょうか。米だけで成立していて、おかずに依存していないので、毎食がご馳走の様な1か月です。美味しいからよく味わう、よく味わうから余計に美味しく感じる。米の味を褒める言葉がいくらでも思い付くような美味しさです。まあ、何が言いたいのかというと新米を何か月も手を付けずに保管しておくのではなく、少しでも早く食べて欲しいというのが生産者の思いです。古いお米はもち米と混ぜて、豆餅にして食べるというのも田舎の知恵です。

そして、米作りについては皆一度は経験するべきだと思います。米作りを経験する事によって昔の日本人の生活を想像する事が出来て、昔の人と繋がれた気分になれる。私はそんな感覚を楽しんでいます。実体験ゼロで想像するのは難しいですが、少しでも体験するとその経験を基に想像を膨らませる事は比較的容易です。現代と昔では米作りの方法は大きく異なっていますが、その穴は知識と想像力で埋める。毎年毎年繰り返し稲の生長を見守り続けてきた日本人。来年もまた米作りをしてみようと思います。

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