農業

スイカ栽培~夏バテ予防~

今年は梅雨が長く冷夏を心配しましたが、梅雨明けからは真夏日が続き、お盆が近づくにつれて国内の至る所で猛暑日が観測されるようになってきました。

そして私は夏バテでダウン中。日中に作業をすると汗が噴き出て、それを補うように大量の飲み物を摂取する。徐々に内臓に負担が溜まって来ていたのかもしれません。夏場は休肝日ならぬ休腎日を週一ぐらいで取る様にしたいですね。

暑さとの戦いが続く日々ですが、この間にも私の喉を潤し続けてくれた、夏の風物詩である「スイカ」についての記事を書こうと思います。

栽培

甘くて美味しいスイカを作るには事前の土づくりが重要であり、この土づくりが一苦労です。普段は人の手に頼らずに自然の力を利用した土づくりを心掛けていますが、まだまだ土地が痩せていてこのままではスイカ栽培に適さないと思ったので、今回は思いきって手を加えていきます。

今回は苗を5本植えるので5mの長さの溝を掘り、そこに堆肥を入れます(堆肥には竹の葉を発酵させて作った自家製堆肥を使用しました)。そして、掘った土に菜種油粕を混ぜ込んで、掘った溝を埋める様に土を戻していきます。

こうして2週間程寝かせてやると準備完了です。

GWが始まる前ぐらいからホームセンターにはスイカの苗が所狭しと並びだしました。そして土の準備が出来る頃合いを見計らってホームセンターに行くと、数日前まで豊富にあった苗がほとんどありません。特に小玉スイカは人気らしく完全に売り切れています。小玉スイカを狙っていた私はその場は諦めて、翌日近くの園芸店に行ってみる事にしました。

まだまだGW中盤なので、さすがに園芸店には在庫があるだろうと期待していましたが、小玉スイカは売り切れで、大玉スイカが3種類程残っているだけでした。こちらも数日前までは品揃えが良かったのに残念です。地域性もあると思いますが、GW中にスイカ栽培を始める人は多いらしく、品種を選びたいなら品数豊富な早い内に購入するべきだとの教訓を得ました。

こうなると、まだ在庫のある大玉スイカにターゲットを切り替えざるをえません。そこで、目を惹かれたのが「うまじこんしまくろ」という品種です。この品種は「旨い自根の縞の有る黒皮スイカ」からネーミングされたスイカで、特徴は自根であるが連作に強く、自根であるがため甘くなりやすいとの説明書きがあります。

スイカについての予備知識がほとんど無く迷いましたが、腹を決めてこちらの苗を5本購入して、翌日には畑に定植しました。

定植から一か月程で雌花が咲きだしたので、雄花を取ってきて人工授粉をします。朝9時までに受粉してやると受粉の確率も上がりますが、雨が降っている日は上手く受粉してくれませんので、梅雨を避けれるタイミングで栽培を始める事がコツだと思います。

受粉に成功すると2日ほどでモリモリと実の肥大が始まります。逆に受粉に失敗すると萎れて枯れていきます。受粉後2週間程でここまで大きくなり立派な楕円形のスイカになってきました。

大玉スイカは受粉から45日後ぐらいが収穫の目安と言われていますが、一日の平均気温の積算で収穫期の目安を算出する方法もあります。最近では地域と受粉日を入力すれば自動に平均気温を積算してくれるウェブサイトもあり重宝しています。

受粉に成功したスイカは9個あり、収穫を待ちわびていたところに非常事態が発生します。

梅雨も後半に入ったあたりから毎日のように強い雨が降り、一向に梅雨が明ける気配がありません。

スイカは水気が多すぎると皮が堪えれない程に急激に成長し、実が割れてしまうという現象が起きます。また、雨水によって病気が蔓延しやすくなり、蔓が枯れたりもします。近所のスイカ畑では捨てられたスイカが畑一面に散らばっていて見るも無残な光景がそこら中に広がっていました。

しかし、私が知らず知らず選んだスイカは皮が厚く割れにくい品種だった為、割れたスイカはありませんでしたが、蔓が枯れ始めている為、収穫適期前に収穫する破目になったスイカが2個ありました。これで9個あったスイカは7個に減ってしまいます。

雨の被害が広がった日からは雨の度にスイカの事を気にして過ごしていましたが、漸く積算気温が1000℃を超えるスイカが出来たので、この初生りを収穫して試食しようと思います。

自前のスイカを食す

無事にスイカを収穫する事が出来たので実家に持って帰り試食会を開きました。直ぐにでも冷やして食べたい所ですが、先にスイカのデータ取りをします。

初生りスイカのデータ
重量-6.8kg(体重計に一緒に乗って測定)
糖度-12.3度(WORLDBOSS TKR-1)
外観-深緑で楕円形、割れ無し

大きさ・糖度ともに申し分ないです。人によって好みは違いますが、糖度が11度以下だと甘みが足りず、13度を超えると甘すぎて食べた後に喉が渇くので、12度あたりがベストなのかと思っています。しかし、糖度だけが味の全てではないので冷蔵庫で冷やして実際に食べてみます。

いざ、試食!!

気になるお味ですが、中心は甘いのですが少し熟れすぎていて食感が少しパサついていました。でも中心を外れるにつれてシャキシャキとしてきて適度に甘く皮の手前まで美味しく食べれる総合的にはかなり評価の高いスイカに出来上がっていました。

少し早く収穫しすぎたと思いましたが、食感的にはもう少し早く収穫しても良かったのかと思いました。もしかして初生りは栄養が届きやすく栽培期間が短くなる傾向にあるのかと推測しています。

この初生りを収穫したのを境にスイカの収穫ラッシュが続き、お昼休憩はスイカを食べて喉を潤すという贅沢な日々が3週間ほど続きました。そして、夏バテになったのは全てのスイカを食べ終わってから。もしかしたら夏バテではなくスイカ切れ症状だったのか、はたまたスイカに夏バテ予防の効果があったのかは未だに判明していませんが、とにかく来年もスイカ栽培には挑戦してみようと思わせる体験が出来ました。

ちなみに、スイカは暑さが抜けた夜に食べると味が少し落ちるので、暑くて喉がカラカラな日中に食べるのがおススメで、さらに屋外で食べるともっと美味しく頂けるはずです。

おまけ

まだ自前スイカが出来る前の初夏に買って食べたスイカが美味しかったので、食べ残った種をポットに植えると発芽に成功しました。そして、そのまま育てていると実も付きだして、このまま育てば9月中旬には収穫出来るのではないかと楽しみに見守っています。

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